WLTPとWLTCモードとは?日本車導入による影響は?実燃費との差は縮まるのか。わかりやすく簡単に解説!

車のカタログを見ていると、燃費表示で『WLTC』というものがあったりなかったり。

これまでは、JC08モードという燃費測定方法でしたが、新しく設定されたWLTCとはなんなのでしょうか?

 

なんといっても気になるのは実燃費との差です。笑

 

ということで、今回の記事では

・WLTCとは?WLTPとは?

・実燃費との差

・日本車導入による影響

・WLTCの評価

を書いていきます!
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WLTPとWLTCモードとは?

 

まずは、それぞれがどんなものなのかを説明していきます。

知っておいた方が理解しやすいですが、必要なければ飛ばしていいところです。笑

 

WLTPとはどういうもの?

worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure

の頭文字をとって『WLTP』と呼ばれています。

 

日本では『乗用車等の国際調和排ガス・燃費試験方法』と訳されています。

 

これが何か、簡単に言うと

世界統一の燃費基準

です!

 

これなら外車の燃費もわかりやすくていいですね!

 

一応正確に書いておくと、『燃費や二酸化炭素および大気汚染物質の排出レベルについて、国際的に整合した標準試験法』を定めるものとされています。

これは、2018年10月以降発売の車種から順次測定されています。

 

燃費はどのように表示される?

WLTPは、4つの環境下での燃費が表示されます。

 

・市街地モード → 信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定

・郊外モード → 信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定

・高速道路モード → 高速道路等での走行を想定

・さらに速いモード → 日本では使用されない

 

具体的には後述します。
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WLTCモードとは?

先ほどの4つの測定項目から『さらに速いモード』を削除されたのがWLTCモードです。

 

こちらは、日本に適した測定方法です。

なぜかというと、『さらに速いモード』では最高速度が131㎞/hの測定をします。

日本でこんな速度を出すことはないので、こちらの項目はいらないということですね。

 

実際にはこのように表示されます。

WLTCモード燃費*4 *5
市街地モード*5
(WLTC-L)
郊外モード*5
(WLTC-M)
高速道路モード*5
(WLTC-H)

(マツダ公式サイトより引用)

 

これまでのJC08モードでは、燃費が1つ表示されるだけでしたが、WLTCでは渋滞状況や速度に応じた燃費が見れるので、より参考になりそうですね!

 

実燃費との差は?

実験結果についてはこちらです。

CX-3(2Lガソリン、FF)とステップワゴンハイブリッド

■郊外一般道燃費結果

【CX-3】
WLTC郊外モード燃費:16.8km/L
実燃費:15.5km/L(達成率:92.3%)

【ステップワゴン】
WLTC郊外モード燃費:21.7km/L
実燃費:18.5km/L(達成率:85.3%)

 

■市街地一般道燃費結果

【CX-3】
WLTC市街地モード燃費:12.2km/L
実燃費:13.2km/L(達成率:108.2%)

【ステップワゴン】
WLTC市街地モード燃費:18.8km/L
実燃費:18.4km/L(達成率;97.9%

 

■高速道路燃費テスト結果

【CX-3】
WLTC高速道路モード燃費:18.0km/L
実燃費:18.7km/L(達成率:103.9%)

【ステップワゴン】
WLTC高速道路モード燃費:19.5km/L
実燃費:17.7km/L(達成率:90.8%)

(ベストカーwebより引用)

 

だいたい平均すると達成率は100%近いですね!

 

これは驚きでした。

3つの項目で燃費表示されるだけでなく、各項目が実燃費に近いというのは、私たちユーザーにとってかなり便利な指標になると思います。

 

ちなみに、JC08モードでは、カタログ燃費の7~8割くらいの燃費になると言われています。

それと比べても、正確性は上がっているといえますね!
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日本車へ導入による影響

先ほども書いたように、カタログ燃費は実燃費に近づくのではないかと予想しています。

ハイブリッドカーはまだ若干の差があることは事実ですが、それでもこれまでのJC08モードよりは、実際の走行に近い値が出ています。

 

また、実燃費に近い値が出るということで、各自動車メーカーも測定燃費よりも実燃費が良くなるように開発していくようになることも想像できます。

それにより、ユーザーにとってはメーカーの努力が高効率でメリットになると思われます。

 

WLTCの評価

ユーザー目線で言うと、かなりいい測定方法だと思います。

 

これまでは、『カタログ燃費が〇〇だから、実燃費は〇〇ぐらいかな』とだいたいの予想しかできませんでした。

一方、WLTCは実燃費に近いのでカタログ燃費がほぼ実燃費と考えることができます。

 

逆にメーカーは大変かもしれません。

 

測定方法が変わるということは、燃費向上のための構造などを考え直さなければならないかもしれません。

また、これまでの測定方法より低い燃費値が出てしまうので、燃費がウリの車だとイメージダウンになってしまいます。

 

WLTP/WLTCのまとめ

いかがでしょうか。

新しい燃費測定方法ということで、従来のものとは違いも出てきますが、基本的にユーザーが損するものではなさそうです。

 

また、市街地や高速道路など、使用用途別で燃費を見れるのもいいですよね!

これから普及していくことを私も楽しみにしています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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