カーライフの楽しみ方って、千差万別、人それぞれですよね。
家族でのんびりドライブ、クールなパーツでドレスアップ、お気に入りの可愛い小物でお部屋気分、カリッカリのチューニングでサーキット走行、ハイグレードなカーオーディオで音楽鑑賞 などなど… 気に入った車は、長く大切に乗っていきたいものですね。
そこで、ネックになってくるのが定期的に訪れる車検!
自家用車・軽自動車は2年ごと(新車は3年)とはいえ、費用面を考えると小さな出費ではありません。
今回は、車検の費用を劇的に抑えられる、ユーザー車検について解説していきたいと思います。
お読みいただき、カーライフの一環としてチャレンジしてみようと思った方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の要点は以下の通り。
- ユーザー車検は難しい?
- ユーザー車検の流れと準備
- 準備ができたらチャレンジ!
- ユーザー車検のメリット・デメリット
では、早速解説いってみましょう!
目次
ユーザー車検は難しい?
結論から言います! 正直言って、初めての方には簡単ではないです。
というか手間が多いです^^;
とにかく段取りと準備が肝心!
決まりごとにのっとって準備をし、書類を用意して、正確な手順で進めていけば、車検を通そうとする車が公道を走れない車でない限り、車検は間違いなく通ります。
ユーザー車検は、あなたの車の知識の向上も含めてチャレンジしても損はないと思います。
ユーザー車検の流れと準備
ユーザー車検について、非常に重要なのが事前のメンテナンスと書類の準備です。
まずは車検がどんなものか確認していきます。
大まかな流れとしては以下の通り。
- 車の事前メンテナンス
- 提出書類の準備
- 陸運局で点検コースへ!
解説いきます!
車の事前メンテナンス(法定定期点検と車検整備)
車の事前メンテナンスについてお話しする前に、これだけは知っておいてください。
車検とは、陸運局で実際の車を検査コースで点検し、一般公道を走行することに支障がないかを判断するためのものです。
勘違いされがちなのが、
✕車検に通ったから車は故障しないだろうということ!
一般的に、整備工場がお客様の車を車検に通す前に、24か月の法定定期点検をして安全な走行状態を確保できるようにしてから車検を受けるため、車検に受かる=車が故障しないと思っている方が多いと思います。
ここ、大事ですよ!
ユーザー車検と整備工場との違いです。
- 整備工場:車検に通す前に、24か月の法定定期点検をして安全な走行状態を確保できるようにしてから車検を受ける
- ユーザー車検:24か月の法定点検をしなくても車検に通せる(安全とは言い切れない)
車検整備の項目は、定期点検整備に含まれているので、逆に言うと定期点検が正確に完了していれば、その車は車検に受かります。
定期点検整備
定期点検整備は、一般的な構造・装置の自動車に関し標準的な使用を前提として、定期的に行う必要のある点検を定めたものです。日常点検整備は常日頃から行う簡単な点検であるのに対し、定期点検整備は一定間隔ごとに行う、少し大がかりな点検整備です。これも日常点検と同様にユーザーの方の義務となっていますが、専門的な知識・技術も必要なので、国の認証を受けた整備工場に依頼されることも可能です。
出典:https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/tenken/t1/t1-2/
ユーザー車検においても、法定定期点検が終了していることが望ましいので、陸運局での受付時に点検が完了していなければ後日完了するように促されますし、定期点検済みの記録簿を提出するように求められる場合もあります。
【車検に持ち込みむ各陸運(支)局に事前に確認してください】
●実際の24か月法定定期点検記録簿(正確には分解整備記録簿)がこれ
点検項目がかなり多いのがわかると思います。
定期点検が終了すると、車の助手席側の上部に丸いステッカー(点検ステッカー)が貼られます。
公道を安全に走行するために、車の分解整備を陸運局が認めた工場で点検に出すことは、使用者の義務ですので、車検時に法定定期点検を完了させるよう促されるのはこのためです。
それに対して
- 車検証と実車の登録番号チェック
- メーター周りのチェックランプの点灯状態とMT車の場合はシフトパターンの表示点検
- 室内安全装置の設置状況(バックミラー・窓の開閉状況・シートベルトの状況等)
- 警告ホーンのボタン表示及び鳴りの状況点検
- ウィンドウォッシャー液の詰まり点検とワイパーふき取り状況点検
- 灯火類の点検(ヘッドライト・フォグランプ・スモールランプ・各種ウインカー・バックランプ・ナンバー灯・ブレーキランプ等)
- 外装のへこみや各ウインドウのキズ等の点検
- タイヤの残り溝・ひび割れ・ホイールナットの締付・ボディーからのはみ出し点検
- 排気ガスCo2濃度の点検
- サイドスリップ(車の直進性)の点検
- フットブレーキ・サイドブレーキの測定と点検
- スピードメーターの計測と点検
- ヘッドライトの光軸(高低左右のズレ)点検
- 車の下部(各部オイル漏れ・各部ボルトナットの締付・ブーツやブッシュ等のゴム部品)点検
以上^^
法定定期点検の項目に比べると、点検項目はかなり少なくなる上に、自分でチェックできる部分が多い!
乱暴に言うと、エンジンオイルが少なくても、ラジエター液が少なくても、点火プラグが古くても、サンルーフが空かなくても、シートが前後しなくても、エアコンが効かなくても車検は通りますが、すべて自己責任です!
車検終了後にこれらが原因で事故を起こすことがあった場合は、法定定期点検を受けなかった車の使用者の義務違反により、整備不良で行政処分を受ける可能性もあります。
定期点検は車検にだけ合格するためには必要ない!と言いたいところですが、常識的には
- 自分でできる点検は自分で行い、
- 認定・指定整備工場やディーラーで24か月法定定期点検を終わらせてから、
- ユーザー車検を自分で受ける
ことが、車検の合否の判定にも車検後の車を安全快適に走らせるためにも必要だと思います。
定期点検の費用は各工場によってまちまちですが、一般的には20,000円~50,000円程度です。
提出書類の準備
メンテナンスについてが長くなりました^^;
でも、ここまでくればユーザー車検は7割が終了したと思ってください。笑
あとは必要書類を揃えて、実際に車検場に車を持ち込むだけです。
車検場に持ち込む前に、ユーザー車検の予約を入れましょう!
ユーザー登録の上、こちらから予約できます。
自動車検査インターネット予約システム (普通車)
軽自動車検査予約システム (軽自動車)
ユーザー車検に必要な書類は以下の通り。
- ユーザー車検予約受付書(上記予約システムから出力)
- 車検証(現在のもの)
- 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険の満期まで車検を受ける日を含めて24か月以上有効であること)
- 自動車税納税証明書(軽自動車は必ず必要)
- 自動車重量税納付書(車検当日陸運局に併設の納税課で納税)
- 継続検査申請書 下記からダウンロードできます 国土交通省HP (普通車)【第3号様式】 軽自動車検査協会 (軽自動車)【軽第4号様式】
- 24か月定期点検記録簿(法定定期点検が完了している場合)
- 自動車検査票・手数料納付書(車検当日手数料を納付する際にもらえます)
- 印鑑(認印でOK)
これらを準備して、普通車はお近くの陸運(支)局、軽自動車は軽自動車検査協会に向かいましょう!
細かいことですが、検査員の方は立ったまま書類のチェックをするので、記入しやすいように手持ちのバインダーに挟んでおくと好印象です。
検査員の方も人間なので、印象良くしておくと色々と親切にしてくれます。笑
ユーザー車検に向けて、準備ができたらチャレンジ!
いよいよ車検当日、点検が完了した車両で準備した書類を持って検査場に向かいます。
予備検査
実際に陸運局や軽自動車検査協会の点検コースに入る前に、同様の点検を行うことができます。
各陸運局や軽自動車検査協会の近くで営業している、民間車検場で受けられます。
費用は3,000円~7,000円くらいです。
予備検査は受けても受けなくてもかまいませんが、一発で合格する自信がない場合や、初めて車検場の検査コースに入るので概要が分からない場合などは、あらかじめ予備検査を受けてから臨んだ方が間違いないです!
経験上、ヘッドライトの光軸調整(1,500円~3,000円)だけは事前に受けておいた方がいいと思います。(あくまでも法定点検を受けなかった場合の話ですが…)
※裏話として、つなぎを着ていくと割引が受けられれる場合があります。笑
いざ!陸運局で点検コースへ
さあ、ユーザー車検を受けるための準備が整いました!
いよいよ検査コースに入場!
…の前に、陸運局(軽自動車検査協会)でユーザー車検の予約確認と、書類の点検があります。
各々の検査場で、若干書類の提出の順番に違いがありますので、まず場内の建物の入り口に設置してある案内板を確認しましょう。今回は、継続車検の一般持ち込みの順序について進む順番を確認してください。
基本のルートは…
重量税納税→車検手数料支払→ユーザー車検受付(または継続検査受付窓口)→検査コースで点検 です。
いよいよ検査コースへ!
まずは検査コースの入場ラインに車を付けて並びます。
上記 実際の車検コースで点検する項目はこれ に書いた順番に点検を受けていきます。
❶~➑は列に並んでいる状態で待機していれば、検査員さんがこちらに来て、指示して点検してくれます。→初めてのユーザー車検で自信がないときは、この検査員さんに「初めてなんですぅ」と言って協力をお願いしましょう!
❾以降は実際の点検ラインで、設置してあるモニターに表示される指示に従って、自分で車を操作していきます。点検完了後に、自動車検査証に点検済みの捺印(自動押印機)を押すのを忘れないようにしましょう。
❿の下回り検査は、検査員さんが車両の下部に入って点検するので、指示に従ってください。
場内の写真撮影は禁止ですが、点検ラインには見学するための歩道が用意されていますので、初めてユーザー車検を受ける方は、自分の車を点検コースに入れる前に、一度見学コースで下見をしておくと、自分の順番が来てから”あたふた”せずに進められると思います。
検査コースの列には、ベテランの自動車整備工場の社長さんや社員さんも並んでいますので、あなたがコースの進行を妨げてしまうと、冷たいまなざしが半端なく注がれます。笑
とにかく、わからないことは、恥ずかしがらずその都度検査員の方に相談しましょう。
対応のいい検査員さんは、最後まで一緒に点検コースを進んでくれます。
… … … 合格!
お疲れさまでした。
指示された通り、書類をもって車検証の発行窓口で、新しい車検証と検査標章(ステッカー)をもらって終了です。
初めてのときは、点検コース内で結構緊張しますが、終わってみるととんでもなくあっけないです。笑
残念!もし不合格の場合は…
最後の押印を受ける窓口で、検査員さんが不合格個所の説明をしてくれます。
すぐに改善できる不合格個所で、修理後当日再検査を受けられれば、今手元にある書類で再度検査コースで点検できますが、修理箇所が当日修理できず後日再持ち込みになると、ユーザー車検の予約からやり直しです。
もちろん書類作成にかかわる印紙代も再度負担する必要がありますし、問題は自賠責保険の満期が24か月を超えてしまった場合、追加で1か月以上自賠責保険に加入しなければならないので注意してください。
ユーザー車検のメリット・デメリット
さて、ユーザー車検について解説してきました。
実際、ユーザー車検のメリットって?って聞かれると、だんぜん費用面です。
総額:普通車で60,000円以下、軽自動車で40,000円以下で車検が終了しました!
※法定費用
●初年度登録から13年未満の5ナンバー、車両重量1,500㎏、車検残り有の場合
自賠責保険:20,010円+重量税:24,600円+印紙代:1,700円=合計:47,850円
●初年度登録から13年未満の軽自動車
自賠責保険:19,730円+重量税:6,600円+印紙代:1,400円=合計:29,550円
車検法定費用計算
リンク:http://www.lost-age.co.jp/houtei.html
※その他予備検査費用:3,000円~7,000円
ただし、交換する部品がなかった場合かつ、法定点検の費用は除いています。
もし、交換する部品が必要になった場合でも、法定点検で費用が掛かった場合でも、今回の車検については、すべて費用の内訳について、あなたは理解し納得できているはずです。
そして、今後の車検についてユーザー車検で再挑戦するにしても、ディーラーや整備工場に依頼するにしても、車検にかかる費用や手続きについて、あなたが細部まで理解できたと思います。
そう!あなたにとって、ユーザー車検を経験する一番大きなメリットは、車検について不透明な費用がなくなるということです!
もちろんデメリットもあります。
今回の車検及び車検整備については、すべてあなたが点検・手続きしたのですから、万一車検に落ちた、車検後に車が壊れた、自分で整備した部分に不具合が発生した、などなど…
全て自己責任!どこにも文句が言えません。
ちなみに、A社の車検代行費用は9,800円(税抜)+法定費用等の諸経費です。
あなたが何日かかけて自分で点検整備をし、一日がかりで車検場で点検ラインに入庫させ、やっと手に入れた新しい車検証。
うれしさと達成感は大きいと思いますが…
車検代行料と比較して、ご自分の生活に即した費用対効果を判断してからチャレンジしてくださいね^^
ユーザー車検は大変!だけど安く車検を受けたい!という”ワガママ”を叶える方法
正直に言います。
この方法を使えば、カンタンに車検費用を安くできます。
しかも、新規限定の割引やオイル交換無料特典等も充実してるみたいです。
ただし、ユーザー車検には及ばない(笑)という、超現実的な方法です。
…と、いうことでネタバラシします。笑
このページから最適な車検店を探して、予約をするだけです。
このページには、各車検店の情報が載っていて、そこに基本料金等も書かれています。
これを見比べて、一番安いところを選ぶだけですね^^
とりあえずサクッと安くしたい方は、このサイトを使ってみてください^^
1万円くらいはお得になるかもしれません。
最近、偶然見つけたんですが…
「車を買い替えたい」と思っている方は、これだけは知らないと損をしてしまいます。
ディーラーで下取りすると大損します。
僕も実際、過去に数十万損してきた人間です…
あなたにはそんな思いしてほしくないです。
そんな思いをしないで済む方法は、一括査定です。
一括査定を使うと、複数の大手買取店が値段をつけてくれます。
一括査定なので、各社が勝手に競ってくれて、査定額も高くなります。
その証拠として、一括査定を実施した人は平均で18万円も得したというデータがあるんです。
※かんたん車査定ガイドで複数社査定された方の、査定最高額と下取り価格の差額平均額を算出
(アンケートより 2018年12月回答118件)
近所の買取店1社に依頼するのと、大手買取店10社に依頼するのとで差が出るのは当然といえば当然ですよね(´∀`)
自分で近所の10社に見積もりを取りに行くとかなり負担ですが、ネットで一括査定依頼をすれば、買取店が来てくれたりするのでかなり楽チンです。
また依頼方法も、スマホで45秒くらい打ち込むだけ。かんたんです。
もちろん、どこの買取店でもいい価格が出なかったとか、やっぱり売る気なくなったとか、そんな場合は売らなくてもOKです(^^)
無料で査定できて、売らなくてもOK。
とりあえずやっておかないと損ですね!
むしろやらない理由がないです。
愛車を高く売って、オプション追加してもいいし、カスタムするのもよし。
旅行用の貯金に回してもいいですね!
\92万円も高くなった方も!/